小学校で防犯セミナーを実施

都内の小学校で防犯セミナーを行いました。
自治体と学校との協働プログラムとして実施されました。
私の防犯セミナーは、犯罪のコワさを伝えるよりも、子どもたち自身がもつ「自分を守る力」を知ることに重点を置いています。クイズや体操などをとおして、予防力、距離感、対処力を実践的に学ぶ時間です。
ところで、授業時間は45分しかありません…。そして、フルに使えるわけでもありません。40分、ときには30分程度の時間で、いかに伝えるのか…。
また、分かりやすいワードを用いること、暴力や差別につながる表現やワードは使わないこと。「不審者」「コワい人」「知らない人」…などのワードは、使いません。子どもたちの前に立つ際は、細かな配慮がもとめられます。
防犯が生み出すリスクを正しく理解した上で、防犯を伝えること
市民防犯の視点から、教職員や警察官へもコツを伝え続けていきます。
この日は、保護者の参観とともに引き渡し訓練も行われました。緊急事態が発生した際、学校が保護者へ児童を引き渡して帰宅する練習です。先日発生した小学校への侵入・暴行事件もあり、多くの保護者が意識高く参加されていました。
学校と保護者の連携は、安全にも欠かせない要素のひとつですね。
市民防犯インストラクター 武田信彦(ヨッシー)