東京都青パトセミナー
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東京都が主催する「青パトセミナー」にて講師を務めました。
会場の警視庁交通安全教育センターには、都内で活躍する青パトが集結。担い手である防犯ボランティア、自治体職員、受託事業者の皆さまが参加されました。
実施団体や自治体によってもデザインは様々―
政府の新たな経済政策においても、安全安心の一環として青パトへの補助等が盛り込まれているようです。最近相次ぐ侵入強盗対策も期待されています。
それでは、青パトの防犯効果とは?!
青パトも市民防犯の範囲の防犯活動、すなわち「犯罪が起きにくい環境づくり」の範囲での活動に限られます。
期待される効果としては、①見せる効果、②伝える効果…です。
①見せる効果=防犯活動を行う姿を見せることで、犯罪が起きにくい環境を目指します。また、地域へ安心感を広げることも期待できます。
②伝える効果=スピーカー搭載の車両であれば、防犯啓発のメッセージを流すことで、地域の防犯力や防犯意識を高める効果が期待できます。市民目線=犯罪防止の視点のメッセージであれば、安心感を広げる効果も。
徒歩で行う見守りとの違いは、地域の人々とのコミュニケーションの有無です。車両は通り過ぎてしまうため、あいさつや会話ができません。そのあたりを意識して、ときどき車から降りて見守る…等にて補うこともおすすめしています。
また、活動時間帯が限られていると、認知度が低い場合があります。学校等を訪問する、イベントに参加するなどして、その存在を知らせることも重要です。
認知度の視点からも、「誰のための活動なのか…」をあらためて考えると、車両デザインにも工夫できる余地がありそうです。子どもたちや親子のみなさんが思わず手を振ってくれるようなデザインや名称がよいのではないでしょうか?!
市民防犯インストラクター 武田信彦