小学校の防犯対策

都内の小学校で防犯セミナーを行いました。
小学校訪問時は、学校の防犯対策も確認しています。
こちらの小学校では・・・
・外構= 門は施錠、通用口はインターホンで確認&電子錠で開閉
・校舎= 来校者入口ドアは常時解錠、児童の出入りがある場所は開放
・受付= 人の配置なし ※担当の先生がすぐに対応
外構の段階から防犯意識の高さを感じました。
施錠している門には「防犯対策のため施錠しています」と大きめに明記。
これは、侵入者への心理的なバリアとなり得ると思います。
一方、校舎の施錠はハードルが高い印象です。
来校者用玄関は出入りが多いのか、常に解錠。児童が出入りする校庭側のガラス戸、体育館への通用口ドアは開放でした。
これらを踏まえて、私の視点から気になったのは以下2点です。
・通用口から校舎への動線(敷地内)にて、校庭側へ回り込めない工夫が必要
⇒校庭や体育館側への動線を無くすための扉やフェンスの設置
・校舎内の下駄箱&受付エリアから教室エリアへ入れない工夫が必要
⇒ウェルカムボードやロープなどを駆使してバリケードの設置
実際に、写真のようなウェルカムボードを用意いただきましたが、「勝手に入りにくい…」と感じる一定の心理的効果があると思いました。
さらに、来校者が勝手に教室エリアへ入ることを防ぐべく、ロープやチェーンで間仕切りできないものでしょうか。すなわち、下駄箱&受付エリアで来校者を留めることができれば、侵入を防ぐ防犯効果も生み出すことが期待できそうです。
担当者が対応するまで、来校者が校内の中へは入れない仕組みを。
この日は、担当の先生がすぐに対応されて、体育館へ案内いただきました。
来校者をスルーしない、防犯意識の高さを感じます。これも大事。
市民防犯インストラクター 武田信彦(ヨッシー)
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