【警察庁】警察防犯と市民防犯の協働のあり方とは?!

防犯実務専科

関東管区警察学校にて

警察庁からの依頼を受けて、防犯実務専科にて講師を務めました。
対象は、警視庁を含む全国の警察本部の防犯担当者です。

テーマは、警察防犯と市民防犯の協働について―

予定していた内容を急遽変更し、全国で相次いでいる闇バイト・トクリュウに関する侵入強盗対策と防犯ボランティアの役割について解説しました。

一番のポイントは、「犯罪抑止」と「犯罪防止」の違いやその範囲を正しく理解することです。とくに警察は犯罪抑止が専門のため、防犯に係る警察官の多くも「犯罪抑止…」という言葉を多用しています。

一方、一般市民が担える防犯は、犯罪防止人々が緩やかにつながり合える環境づくりをとおして、犯罪が起きにくい地域を目指します。また、姿を見せることで防ぐことが期待できる犯罪(自然監視)の範囲での防犯であることや、地域での啓発では大いに力を発揮できる…等を説明しました。

これから、全国で青パトの推進等、侵入強盗対策も含めた地域防犯力の向上に関する取り組みが加速すると思われます。くれぐれも、犯罪抑止と犯罪防止のちがい、市民防犯の範囲を理解の上、”安全な防犯”が推進されますように。

市民防犯インストラクター 武田信彦

お問い合わせ