【長野県】児童・生徒への防犯指導は、地域防犯の理解から!

学校安全・防犯教育研修会

前半=講義 : 地域の協働と連携による防犯対策について
解説図=子どもを守る3つの力 : 子ども自身の防犯力も欠かせない
後半=実技 : 人との接し方をベースとした防犯指導とは

長野県教育委員会が主催する学校安全・防犯教育研修会にて講師を務めました。
県内から多くの先生方が参加。教職員を対象とした研修です。

児童・生徒を犯罪から守るためにできることとは…
政府が推進する地域の連携・協働による防犯対策とともに、子どもたち自身も防犯力が欠かせない状況です。

大人の取り組み=子どもだけの瞬間を減らす(無くす)とともに、子どもたち自身の意識=なるべくひとりにならない…を重ね合わせること(イラスト参照)こそが防犯力向上につながります。

すなわち、地域・大人の取り組みと子どもたちの対策がバラバラでは、力が発揮されないのです。現状、なかなか重なっているとは言えない状況です↓

■地域・大人の取り組み= 子どもたちがひとりにならない環境づくり
■子どもたちへの防犯指導= 知らない人に気をつけろ、不審者に注意…

これでは、協働・連携が育まれるはずもありません。
年々、「あいさつ」の扱いの難しさも表出しています。

また、悪意・犯意をもつ人の存在とともに、見守り・助けてくれる人の存在もしっかりと伝えなければバランスを崩してしまいます。

すなわち、見守り・助け合いの防犯対策を推進する上では、
子どもたちに「人との接し方」をベースとした適切な防犯指導を行う必要があるのです。

防犯指導=悪意・犯意をもつ者への対策だけではなく、
あいさつや絆を育むような人との接し方もあわせて伝える必要があります。

後半では、実技をとおして、観察力、距離感などを伝えるコツを練習しました。

市民防犯インストラクター武田信彦